PART1プラスチックを知ろう

04 意外な場所で活躍(かつやく)するプラスチックプラスチック図書館

こんなところでもプラスチックが活躍(かつやく)

プラスチックは、意外なところにも使われています。
いくつか(れい)を見てみましょう。

牛乳(ぎゅうにゅう)パックなどの紙パック

紙でできた牛乳(ぎゅうにゅう)パックやお酒、ジュースのパックを、紙パックといいます。紙パックは紙でできていますが、紙だけだと水分でとけたり、湿気(しっけ)()う、においがうつるなどの欠点(けってん)があるため、これをふせぐために紙の両面(内がわと外がわ)には(てい)密度(みつど)ポリエチレンのうすい(まく)がはってあります。この技術(ぎじゅつ)をラミネート加工(かこう)といいます。

自動車の燃料(ねんりょう)タンク

写真提供:日本ポリエチレン(株)

自動車の部品はプラスチック(せい)のものが次々に開発されています。それは(しょう)エネやリサイクルがしやすくなるからです。自動車の燃料(ねんりょう)タンクも、以前(いぜん)鋼鉄(こうてつ)でできていましたが、最近(さいきん)では高密度(こうみつど)ポリエチレンとガソリンを通しにくい樹脂(じゅし)を組み合わせたものが主流となってきています。プラスチック(せい)のタンクは、軽くてさびつかない、自動車の中の構造(こうぞう)に合わせて自由に形がつくれるので、タンクを大きくすることもできるという長所があります。燃料(ねんりょう)タンクのプラスチック化は、ヨーロッパでは90%以上(いじょう)、アメリカ合衆国(がっしゅうこく)でも80%に(たっ)しています。日本では、ヨーロッパやアメリカ合衆国(がっしゅうこく)(くら)採用(さいよう)(おく)れており、50%を()えたところですが、さらに()えていくと予想されます。

東京ドームの屋根

東京ドームなどのドーム式球場は、(まく)構造(こうぞう)という建築(けんちく)方法(ほうほう)をとっています。東京ドームの屋根はガラスクロスの表面をフッ素樹脂(そじゅし)でコーティングした繊維(せんい)素材(そざい)でできていて、雨や風など、天候(てんこう)が悪くてもたえられることや、火に強い、よごれがつきにくいなどの特長(とくちょう)があります。うすい(まく)なので、光も通しやすく、軽いという長所もあります。

風力発電のプロペラ

自然(しぜん)エネルギーを利用(りよう)した風力発電のプロペラ(ブレードといいます)は、()飽和(ほうわ)ポリエステル樹脂(じゅし)やエポキシ樹脂(じゅし)をガラス繊維(せんい)炭素(たんそ)繊維(せんい)で強化した繊維(せんい)強化プラスチックが使われています。軽くてじょうぶなのが特長(とくちょう)です。

新幹線(しんかんせん)N700(けい)車両の(まど)

東海道・山陽新幹線(しんかんせん)に2007年7月から導入(どうにゅう)されたN700(けい)新車両は、スピードアップと(しょう)エネのため、プラスチックを活用しています。ガラス(まど)特殊(とくしゅ)ポリカーボネートというプラスチックにかえ、(やく)3(わり)、軽くすることができました。さらに、このプラスチックの使用により、車体と(まど)(あつ)みをそろえられたため、走っているときの音も小さくすることができました。

清涼(せいりょう)飲料(いんりょう)自動販売機(じどうはんばいき)の商品見本

清涼(せいりょう)飲料(いんりょう)自動販売機(じどうはんばいき)の商品見本(ダミーかんともいいます)は、商品がペットボトル入りだけでなく金属(きんぞく)かん()りであっても、プラスチックのシートに印刷(いんさつ)してから成形(せいけい)して作っているケースがあります。商品ひとつひとつを加工(かこう)して作るより生産性(せいさんせい)(すぐ)れており、安価(あんか)なためです。