公開日:2022.11.07
更新日:2024.09.19
サーマルリサイクル
- 目次
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- 1. サーマルリサイクルとは
- 2. ごみ
焼却 熱利用 とごみ焼却 発電 - 3.
熱利用 とごみ発電のしくみ - 4. ごみ発電
施設 処理 能力 の推移 総 発電力量 と発電効率 の推移 総 発電能力 の推移 - 5. RPF
- 6.
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サーマルリサイクルとは
サーマルとは英語で熱や温度に関することを表す言葉で、サーマルリサイクルは熱回収、エネルギー回収とも呼ばれています。
ごみ焼却 熱利用 とごみ焼却 発電
ごみを燃やすときに出る熱を利用することをごみ焼却熱利用、またこの熱を利用して電気を作ることを、ごみ焼却発電または廃棄物焼却発電といいます。
ごみを燃やしても、有害物質を出さないしくみを持つ施設で処理することによって、埋め立てごみを減らすことができます。そこで発生するエネルギーはいろいろな施設で使え、地球環境への負担を小さくできることから、世界各国で取り組まれています。
令和4年度では、一般廃棄物を燃やす焼却施設は全国に1,016ヵ所あり、そのうち730ヵ所の施設で余熱を利用しており、ボイラーで発生させた温水や蒸気を近隣の健康施設などに供給し、暖房、浴場、温水プールへ活用しています。
近年では発電が有効な利用方法として注目されており、令和4年度時点で発電設備のあるごみ焼却施設は404ヵ所、発電能力合計は2,208MWとなっています。令和4年度の総発電電力量は10,331GWhで、これは約262万世帯分の電力をまかなえる量に相当します(出典:環境省地球環境局総務課脱炭素社会移行推進室《「令和4年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査(速報値)」世帯当たりの年間エネルギー消費量(電気)3,950kWh》で計算)。
熱利用 とごみ発電のしくみ
廃プラスチックは紙ごみの約3倍の発熱量があります。高い発熱量をもつプラスチックをふくむごみは貴重なエネルギー源として、今後、ますますその有効活用が望まれます。
ごみ発電施設 処理 能力 の推移
総 発電力量 と発電効率 の推移
総 発電能力 の推移
RPF
RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)は、廃プラとマテリアルリサイクルが困難な古紙とをくだいた後、圧縮して数10mm程度の円柱状に成形してかためたもので、利用される廃プラは産業系廃棄物由来の複合プラスチック製造時の加工ロス、建設廃棄物などがその対象です。RPFはハンドリングしやすく、高カロリーの熱量が安定して得られ、また廃プラと紙くずの比率を変えることで熱量のコントロールも可能というのが特長です。
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使い終わったプラスチックをガスや油、固形燃料に変えたり、燃やしたときの熱を発電や蒸気として利用することを、サーマルリサイクルといいます。