PART3プラスチックのリサイクル

29 サーマルリサイクルプラスチック図書館

サーマルリサイクルとは

使い終わったプラスチックをガスや油、固形(こけい)燃料(ねんりょう)()えたり、()やしたときの(ねつ)を発電や蒸気(じょうき)として利用(りよう)することを、サーマルリサイクルといいます。

サーマルとは英語(えいご)(ねつ)や温度に(かん)することを表す言葉で、サーマルリサイクルは(ねつ)回収(かいしゅう)、エネルギー回収(かいしゅう)とも()ばれています。

ごみ焼却(しょうきゃく)熱利用(ねつりよう)とごみ焼却(しょうきゃく)発電

ごみを()やすときに出る(ねつ)利用(りよう)することをごみ焼却(しょうきゃく)熱利用(ねつりよう)、またこの(ねつ)利用(りよう)して電気を作ることを、ごみ焼却(しょうきゃく)発電または廃棄物(はいきぶつ)焼却(しょうきゃく)発電といいます。

ごみを()やしても、有害(ゆうがい)物質(ぶっしつ)を出さないしくみを持つ施設(しせつ)処理(しょり)することによって、()()てごみを()らすことができます。そこで発生するエネルギーはいろいろな施設(しせつ)で使え、地球環境(かんきょう)への負担(ふたん)を小さくできることから、世界各国(かっこく)で取り組まれています。

平成(へいせい)30年度では、一般(いっぱん)廃棄物(はいきぶつ)()やす焼却(しょうきゃく)施設(しせつ)は全国に1,082ヵ所あり、そのうち748ヵ所の施設(しせつ)余熱(よねつ)利用(りよう)しており、ボイラーで発生させた温水や蒸気(じょうき)近隣(きんりん)健康(けんこう)施設(しせつ)などに供給(きょうきゅう)し、暖房(だんぼう)浴場(よくじょう)、温水プールへ活用しています。
近年では発電が有効(ゆうこう)利用(りよう)方法(ほうほう)として注目されており、平成(へいせい)30年度時点で発電設備(せつび)のあるごみ焼却(しょうきゃく)施設(しせつ)は379ヵ所、発電能力(のうりょく)合計は2,069MWとなっています。平成(へいせい)30年度の(そう)発電電力(りょう)は9,553GWhで、これは(やく)321万世帯(せたい)分の電力をまかなえる(りょう)に相当します(出典(しゅってん):電力事業連合会(れんごうかい)推計(すいけい)()平成(へいせい)27年度/一世帯(せたい)当たり電力消費(しょうひ)(りょう)247.8kWh/月で計算)。

ごみ焼却(しょうきゃく)熱利用(ねつりよう)とごみ焼却(しょうきゃく)発電についてもっとくわしく見る

熱利用(ねつりよう)とごみ発電のしくみ

(はい)プラスチックは紙ごみの(やく)3倍の発熱(はつねつ)(りょう)があります。高い発熱(はつねつ)(りょう)をもつプラスチックをふくむごみは貴重(きちょう)なエネルギー(げん)として、今後、ますますその有効(ゆうこう)活用が(のぞ)まれます。

ごみ発電施設(しせつ)処理(しょり)能力(のうりょく)推移(すいい)

(そう)発電力(りょう)と発電効率(こうりつ)推移(すいい)

出典:環境省「日本の廃棄物処理平成29年度版」
環境省「一般廃棄物処理事業実態調査の結果」平成30年度

(そう)発電能力(のうりょく)推移(すいい)

出典:環境省「日本の廃棄物処理平成29年度版」
環境省「一般廃棄物処理事業実態調査の結果」平成30年度

RPF

RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)は、(はい)プラとマテリアルリサイクルが困難(こんなん)な古紙とをくだいた後、圧縮(あっしゅく)して数10mm程度(ていど)の円柱(じょう)成形(せいけい)してかためたもので、利用(りよう)される(はい)プラは産業(さんぎょう)(けい)廃棄物(はいきぶつ)由来の複合(ふくごう)プラスチック製造(せいぞう)時の加工(かこう)ロス、建設(けんせつ)廃棄物(はいきぶつ)などがその対象(たいしょう)です。RPFはハンドリングしやすく、高カロリーの熱量(ねつりょう)が安定して()られ、また(はい)プラと紙くずの比率(ひりつ)()えることで熱量(ねつりょう)のコントロールも可能(かのう)というのが特長(とくちょう)です。

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