プラスチックとリサイクル5つのはてな
Q4
どんなふうに
リサイクルするの?
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- Q4 どんなふうにリサイクルするの?
プラスチックのリサイクルってどんな方法があるの?
プラスチックは大きく3つの方法でリサイクルされています
資源として収集された廃プラスチックは、大別して「マテリアルリサイクル」、「ケミカルリサイクル」、「サーマルリサイクル」の3つの手法でリサイクルされています。
マテリアルリサイクル
- どんなリサイクル?
-
プラスチックを溶かして、もう一度原料として使う
- なにができるの?
-
作業着、ベンチ、建築資材、繊維、シート、ボトル、文具など
ケミカルリサイクル
- どんなリサイクル?
-
化学工場や製鉄所で原料として利用する
- なにができるの?
-
鉄を作るときの還元剤や、化学製品の原料、ガス、油など
サーマルリサイクル
(エネルギー回収)
- どんなリサイクル?
-
燃やして熱回収しエネルギーとして利用する
- なにができるの?
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固形燃料、原燃料、温水(プール、浴場)、暖房、電気など
どんなものにリサイクルされているの?
マテリアルリサイクル
からできるもの
廃プラスチックを原料に、パレット、土木用建築資材、工業用品などが作られています。一方、家庭などから出される使用済みプラスチック(ペットボトル、発泡スチロールなど)は、繊維製品、包装資材、ボトルや文房具、日用品などに生まれ変わっています。
ケミカルサイクルからできるもの
写真は、ガス化によってできた化学工業原料から繊維製品や肥料に再生した例です。このほか、製鉄所で還元剤として使用したり、コークス・炭化水素油・コークス炉ガスなどの燃料としても使われています。
サーマルサイクルからできるもの
廃プラスチックと古紙類を原料にRPFという高カロリーの固形燃料を作り、製紙工場などで石炭代替の燃料として利用しています。また、廃プラスチックをふくむごみの焼却時に出る熱で発電したり、温水プールや暖房などに利用しています。
ごみ焼却発電と熱利用のしくみ
廃プラスチックは紙ごみの約3倍の発熱量があります。高い発熱量をもつプラスチックをふくむごみは貴重なエネルギー源として、今後、ますますその有効活用が望まれます。
一番環境にやさしい方法はどれかを考えて、リサイクルのやり方を選ぶことが大切なんだね。
Q5.容器についているマークの意味は?