公開日:2022.11.04
更新日:2024.09.06
意外な場所で活躍 するプラスチック
- 目次
-
- 1. こんなところでもプラスチックが
活躍 - 2.
牛乳 パックなどの紙パック - 3. 自動車の
燃料 タンク - 4. 東京ドームの屋根
- 5. 風力発電のプロペラ
- 6.
新幹線 N700系 車両の窓 - 7.
清涼 飲料 自動販売機 の商品見本 - 8.
関係 の深いページはこちら
- 1. こんなところでもプラスチックが
こんなところでもプラスチックが活躍
牛乳 パックなどの紙パック
紙でできた牛乳パックやお酒、ジュースのパックを、紙パックといいます。紙パックは紙でできていますが、紙だけだと水分でとけたり、湿気を吸う、においがうつるなどの欠点があるため、これをふせぐために紙の両面(内がわと外がわ)には低密度ポリエチレンのうすい膜がはってあります。この技術をラミネート加工といいます。
自動車の燃料 タンク
自動車の部品はプラスチック製のものが次々に開発されています。それは省エネやリサイクルがしやすくなるからです。自動車の燃料タンクも、例外ではありません。以前は鋼鉄でできていましたが、最近では高密度ポリエチレンとガソリンを通しにくい樹脂を組み合わせたものが主流となってきています。プラスチック製のタンクは、軽くてさびつかない、自動車の中の構造に合わせて自由に形がつくれるので、タンクを大きくすることもできるという長所があります。
ヨーロッパやアメリカ合衆国でスタートした燃料タンクのプラスチック化は、世界中で進んでいます。
東京ドームの屋根
東京ドームなどのドーム式球場は、膜構造という建築の方法をとっています。東京ドームの屋根はガラスクロスの表面をフッ素樹脂でコーティングした繊維素材でできていて、雨や風など、天候が悪くてもたえられることや、火に強い、よごれがつきにくいなどの特長があります。うすい膜なので、光も通しやすく、軽いという長所もあります。
風力発電のプロペラ
自然エネルギーを利用した風力発電のプロペラ(ブレードといいます)は、不飽和ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂をガラス繊維や炭素繊維で強化した繊維強化プラスチックが使われています。軽くてじょうぶなのが特長です。
新幹線 N700系 車両の窓
東海道・山陽新幹線に2007年7月から導入されたN700系新車両は、スピードアップと省エネのため、プラスチックを活用しています。ガラス窓を特殊ポリカーボネートというプラスチックにかえ、約3割、軽くすることができました。さらに、このプラスチックの使用により、車体と窓の厚みをそろえられたため、走っているときの音も小さくすることができました。
清涼 飲料 自動販売機 の商品見本
清涼飲料自動販売機の商品見本(ダミーかんともいいます)は、商品がペットボトル入りだけでなく金属かん入りであっても、プラスチックのシートに印刷してから成形して作っているケースがあります。商品ひとつひとつを加工して作るより生産性が優れており、安価なためです。
関係 の深いページはこちら
みぢかなプラスチック
産業 を支 えるプラスチック
アーカイブ
プラスチックは、意外なところにも使われています。
いくつか例を見てみましょう。