公開日:2022.11.07
更新日:2024.09.19
ダイオキシン類 の害
ダイオキシン類 の害 は?
ダイオキシン類のなかには、ひじょうに強い毒性を持ったものもあります。
ダイオキシン類は、おもに焼却により大気中に排出され、土や川に落ちたりして、魚や野菜などの生物に蓄積され、おもに食べ物を通じて人間の体内に入ります。
大量に体内に入ると害になることが考えられます。このためには、ダイオキシン類の排出はできるだけ少ないことが望ましいのです。
国のダイオキシン類 の対策 は?
日本では1997年に大気汚染防止法と廃棄物処理法が改正され、焼却施設の煙突などから出るダイオキシン類量の規制が行われています。
ダイオキシン類が発生しやすいのは、ごみを300~500℃で燃やしたときですが、現在は800℃以上で燃やして200℃以下に冷やす施設に変わりました。
これにより、人体に悪影響を及ぼすようなダイオキシン類は大気中にほとんどでなくなっています。もし健康被害をおこすようなダイオキシン類を決められた量以上発生させると法律で処罰されます。
その結果、日本では廃棄物処理施設からのダイオキシン類の排出量は2021年時点では97年と比べ99%以上減らすことができました。
廃棄物 処理 施設 からのダイオキシン類 排出 量 の推移
ダイオキシンはずいぶん減っているのね。安心した!
ダイオキシン類 を減 らすには?
ダイオキシン類は塩素があると発生するため、プラスチックの塩ビ製品との関連が問題にされていましたが、適切な処理法を取っていればダイオキシン類の発生への影響はほとんど無いことがわかっています。しかし、ダイオキシン類の発生はできる限り減らす必要があります。そのためには、ごみ全体の量を減らす努力が大切です。
ものを大切に長く使ったり、きちんと分別して再利用する
ことが、ごみを減らすことにつながるね。
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ダイオキシンがたくさん体に入ると危険なのね。
どうしたらいいのかな?